Internet Explorerの動きがおかしい・・・

インターネットを見る時に、InternetExplorerというソフトを使用している方は多いと思います。
最近、このInternetExplorerの動きがやや不安定になる事が多くなりました。これは使用しているInternetExplorer（略してＩＥ）のバージョンが古いせいかもしれません。

実は、IEもOSと同じでマイクロソフトがサポート期間を設定しています。
以下にご紹介します。

OS	IEのバージョン	サポート終了日
Windows 2000 Professional	IE5／IE5.5／IE6	すでにサポート終了
Windows XP	IE6／IE7／IE8	すでにサポート終了
Windows Vista	IE7／IE8／IE9	すでにサポート終了
Windows 7	IE8／IE9／IE10	すでにサポート終了
Windows 7	IIE11	2020年1月15日
Windows 8	IE10	サポート終了
Windows 8.1	IE11	2023年1月11日
Windows 10	IE11	2025年10月15日

現在、使われているOSはWindows7の方が多いと思いますが、IE11が2020年の１月にサポートが終了します。Windows8、Windows10の場合はOSのサポート期間と同様になっています。つまり、IE10以前は既にサポートは完全に終了しています。

これらが何を意味するかですが、サポートが終了するとプログラムに不具合があっても、セキュリティ上の問題が見つかっても、改善されることが無いという事です。
使い続けると非常に危険な状態になります。

また、IEはマイクロソフトの製品でWeb（ホームページ）を制作するうえで独自の規格が多く存在しています。そのため、Web製作者はIEをはじめ各社のソフトに対応するように作りこみをしますが、サポート期間が終了したソフトにわざわざ合わせるような事をしません。
その為、古いバージョンのIEでホームページを表示するとレイアウトがくずれたり、制御が効かなくなる事があるようです。

現在IE11はWindows7以降でなければインストール出来ません。また、Windows7も2020年１月でサポート終了ですので、WindosXPやWindowsVISTAを使用している方は早急にWondows10に変えることをお勧めします。

IEは11が最新バージョンですが、IE12のような次のバージョンアップはありません。
Windows10発表と同時にIEに変わるブラウザとしてMicrosoft Edge（マイクロソフトエッヂ）が導入されています。このブラウザは標準的なWeb制作基準にし高速に動作する事を目標に作られています。今後はこのブラウザがWindowsの標準になります。

いろいろ話しましたが、IEの動作がおかしい時は以下の事を確認してみましょう。

①IEの設定をリセットする

IE11のウィンドウ右上に歯車のアイコン（設定）をクリックし、インターネットオプションを開き、詳細設定タブをクリックし下のほうにある「リセット」ボタンをクリックします。

以下の画面で更に「リセット」ボタンをクリックします。

この後、再起動を促すメッセージが表示された場合はパソコンを再起動してください。
以上で改善がみられない場合は、セキュリティソフトなどの常駐ソフトが影響している場合もありますので原因の切り分けが必要になります。

②セイキュリティソフトを最新の状態にする

確実な方法は、一旦セキュリティソフトを削除（アンインストール）し、Webサイトから最新版をダウンロードしてインストールし直します。（手順についてはご利用のソフトのWebサイトなどでご確認ください）

それでも改善しない場合は、どのソフトが影響しているか確認します。

③スタートアッププログラムを確認する

「セーフモードとネットワークで起動」し、原因の切り分けを行います。
「Windowsボタン」（またはスタートボタンを右クリック）から「ファイル名を指定して実行」を開き、mscofigと入力して、「システム構成」ウィンドウを開きます。
「システム構成」から診断スタートアップを選び、再起動します。
診断スタートアップで、IEが問題なく動く場合には、通常起動した際に動作するソフトウェアが原因の可能性があります。

先ほどセキュリティソフトはチェックしていますので、それ以外のソフトが影響している事になります。この先はスタートアップをひとつずつ有効にして確認していく事になります。
難しい場合はプロに相談しましょう。